ちょっと古い話になるけど...
今からおよそ4年前、2019年の2月にaliexpressで安いNVMeを購入したのでその性能について検証してみた(今更
購入したのはKingSpecのNE-256というモデル
当時は256GBだとおよそ7,000円前後という価格が多かった中で1つ4,200円という激安品
最近は日本のアマゾンでもKingSpecの名前をたまに見るけど、KingSpecの製品買うならアマゾンよりaliexpressの方が圧倒的に安い
買う人はだいぶ限られてそうだけどw
購入当時はこんな記事書くなんて思ってもいなかったので当然パッケージ未開封状態での画像などなく...
とりあえず現状の外観はこんな感じ
コントローラはSM2263XT、NANDの刻印は8B17F NW915となっている
コントローラはさておき、NANDはどこの製品だろう?
ロゴが完全に潰されていてリマーク品感が半端ない
まずはS.M.A.R.Tで取得できる情報
こんな感じ(左の画像が検証前、右の画像が検証後)
取得できる情報は少ないものの、温度や予備領域、総書き込み量など必用最低限の情報は取得できる
安物にもかかわらず温度も固定でなくちゃんとセンサーが入っている。
だいぶ年数が経過しているわりに使用時間が少なく、それでいて書き込み量だけは多いので何に使っていたんだろうねこれ...
OS入れたり消したりはしていたけど、それだけでこの量になるんかな
VolatileWriteCacheって表示があるのでDRAM搭載なのかと思ったけど、モノを見てもそんなチップついてないしなんなの?
と思って色々調べてみたところ、NVMe 1.2以降はHMB(Host Memory Buffer)という機能があるらしく、これのことなんじゃないかと思う
ホストPC上のメインメモリからいくらか容量を拝借してDRAMキャッシュの代わりにする機能らしい
どの程度の容量を使うかは固体によって違うらしく、設定により変更できるものもあるらしい
まぁ色々使ってたので一度TRIMかけてからCrystalDiskMarkを実行
はい、空っぽの状態だとこんな感じ
ハイエンド製品でもなければ当時の製品はだいたいこんなもん
とは言え、ちょっと書き込みは遅いかな...
んで、恒例の連続書き込み試験の結果はというと
こんな感じ
数百MB/sで書き込み続けられるのは32GB程度で、それ以降は50MB/sを基本にして定期的に400MB/sくらいまでスパイクする感じ
だいたい3割弱くらい書いた時のCrystalDiskMarkの結果はこんな感じ
空っぽ状態とあまりかわらない
5割くらいまで使用した場合はこんな感じ
これでもあまりかわらない
最後に7割5分くらいの使用量
ほほぉ...
大容量ファイルでも書き込まない限りは体感かわらないんだなぁ