Blog from May, 2022

NZXT KRAKEN 120 検証

NH-U12A chromax.black vs KRAKEN 120 ・・のはずが!で書いた通りKRAKEN 120を買ったのはいいがLGA1700用のリテンションキットが間違って送られてきたので取り付けできずに放置してました。

ショップに連絡したところ「当店としてもこのリテンションキットしか渡されていないので、取り付けできないなら代理店に連絡してほしい」とのことでした。

今回の代理店はアユートみたいなので早速お問い合わせフォームから連絡。

内容は「KRAKEN 120を買ったんだけど、ショップでもらったLGA1700用リテンションキットじゃ取り付けできないんだが?これって別のリテンションキット必用だよね?送って?」という感じ。

すると購入証明なども求められず住所だけ連絡して送ってもらうことができた。

で、送られてきたのがコレ。

前回のものはただの袋だったけど、今回はちゃんと箱に入ってる。

まぁ以前のはショップ向けだからバルク状態だったのかもしれないけど。。

中身を開封するとこんな感じになっている。

うむ、やはり前回とは全く違う。

んでまぁ早速取り付けるわけだが、もはや分解とか取り付けの画像は不要かなって思うので結果だけ。

まずはラジエーターをフロント側に吸気で取り付けた結果。

はい、残念ながらサーマルスロットリングが発生してしまいました。

外気を直接ラジエーターに当てられるぶん冷えるかなって思ったんだけど、10分実行するとぎりぎり100度に到達してしまう感じ。

何度かやり直してみたけどいずれも結果は同じだった。

やはり冷却液の量が少なくラジエーターも小さいため温度が上がりやすいようだ。

が、このケースはちょっと特殊な構造になっており電源の排気がフロント側で行われるようになっている。

もしかするとラジエーターで暖まった空気を電源ファンが吸い込み、それをフロント側に排気することで悪循環になっている可能性もある。


と言うわけで、今度はラジエーターを排気側に取り付けてみた結果がコチラ。

おお、サーマルスロットリングが発生しない。

吸気側につけるより排気側につける方が冷えるのか。

たぶん先程書いたような悪循環が発生していたんだろうな。

しかし最高温度が91度か、、、

これならNH-U12A chromax.blackの方が冷えるな。

youtubeで見たこの動画だと12900Kでもぎりぎり冷やせるという事だったので12700なら余裕かなって思ったんだけど、そうでもなかった模様。

まぁ動画ではバラック状態だけど、手元では窮屈なケースに収めているし仕方ないのかな。


ひとまずこれで気になっていた120mmラジエータAIO水冷とハイエンド空冷、どっちが冷えるのかってのは決着したわけだ。

世に出回っている情報通り、ハイエンド空冷と比較すると120mmAIO水冷はダメな模様。

もっと言えば 安くて冷えるは本当かっ!? Deepcool AK400 vs Core i7 12700 で検証した Deepcool AK400 の方がずっと冷えるという結果。

3500円の空冷に負けるんだからこれもはや存在価値・・・っていうキモチになった。

ケースを変更するとまだ化ける可能性もあるんじゃないかとは思うけど、ケースはでかくて邪魔だしおいそれと増やせないのでなかなか検証しにくいよね。

FractalDesign Torrent Nano あたりは気になってはいるんだけど、Mini-ITXケースにしてはちょっとでかいし高いんだよねぇ。

お金をあまりかけず場所もとらずにお手軽に検証できそうってなると CoolerMaster NR200 あたりが丁度よさそう。

とは言えSST-SG16 SUGO16も気に入ってるから手放すつもりは今のところないし。

ケースが増えると場所とって邪魔だから検証する事はないかなぁ...

ま、いずれ気が向いたらね。

今日も今日とてPCをバラしています。

どうもPC分解おぢさんです。

以前の記事で120mmラジエーターの簡易水冷どうのと言及しているわけですが、ついに購入して検証してみようと思ったのです。

というわけでどーん。

今回購入したのはコチラ

NZXT KRAKEN 120 なんですが、こいつ比較的新しいわりにLGA1700用のリテンションキットが同梱されていないんですよね。

こんな事書いてあるので、備考にLGA1700用リテンションキット同梱してくださいって書いて注文したわけです。

本当は ARCTIC Liquid Freezer II 120 が欲しかったんだけど、どこにも売ってなくて仕方なくNZXTにした。

NZXT製品はソフトとかコネクタとか、なにかと専用のものを押し付けてくるので正直あまり好きじゃないんだよね。

でも製品ページにラジエータの厚みが 32mm って書いてあったので、ちょっと冷却能力高そうだしいいかなって思って買ってみた。


とりあえず化粧箱をパシャパシャ撮っておく。

開封するとマニュアルと御本尊が入ってる。

簡易水冷にはよくある感じの梱包になってて、特筆すべきものはないかな。

中身を確認して、外箱を閉じて改めて眺めてみると、、、

んん・・?

あれ、ラジエーターの厚みが27mmになってる?

なんで??

計測してみても確かに27mmになってる。

公式サイトにはちゃんと32mmってあるのにどうして・・・

と思ってtwitter で NZXTJapan さんに絡んでみたところ、なんと公式ページの表記間違いだとのこと。

マジカヨー。

まぁ今更返品も面倒だし検証してみたいからこのままでいいけどさぁ。。。


ぐぬぬ。と思いながらも仕方ないので取り付けを開始する。

例によって NH-U12A chromax.black には一時退場していただく。

この製品は珍しく水冷ヘッド側ではなくラジエーター側にポンプがついている。

ラジエーター側にポンプがついているとラジエーターをボトムに配置できるからいいよね。

そして真ん中左側の袋が普通に同梱されているAM4/LGA1200/115x用のリテンションキットと変換ケーブル類。

真ん中右側の袋がショップが同梱してくれたLGA1700用リテンションキット。

一番下にあるのは標準ファン。

まずはLGA1700用リテンションキットを開けて取り付けていこう。

内容物はこんな感じだった。

うわ、なにこのバックプレートっぽいもの。

ぺらっぺらじゃん!

指で簡単に曲がるじゃん、大丈夫なのこれ?

と思いつつ取り付けようとしてふと思う。


何かがおかしい。


このリテンションキットの見た目、Asetek系ポンプのものじゃないか?

確か Kraken X/Z シリーズはAsetek系ポンプだったと思うけど、Kraken 120は違ったような・・?

本来は画像右下にあるやつを水冷ヘッドに取り付ける形で使うんだよなこれ。

そもそも元々ついてるやつと形状が全然違うし、合わせてみてもスッカスカじゃん?

マジカヨー。

で、ググってみたらこんなんが出てくるよね。

まさにコレじゃん!

いや、ebayを全面的に信用するわけじゃないけど、、、

本来はこんなのが送られてくるべきらしいよ?

この動画でも紹介してた。

これはさすがに間違えて送ってきたと言わざるをえないだろ。。

ひとまず購入店には画像つきで「本当にこのリテンションキットであってんの?」という問い合わせメールを送信しておいた。

というわけで、残念ながら本日は取り付けができないらしい。


なんか昨年末から買い物運みたいなものが全然ないんだよな。

佐川急便が荷物紛失したり、予約商品の入荷が著しく遅れたり、異なるものが届いたり。。

前厄だからなのか?

お祓いが必用なのか??