Blog from April, 2022

はい、というわけで今日もPCをバラしているおぢさんです。

ついに完成Deepcool AK400 は予約してないって書いておきながら、発売日である今日、今この時、手元にAK400があるわけですが。

だって今朝起きてアマゾンを見たら「本日中の配達」って書いてあったんだもの。

そりゃ買っちゃうでしょw

というわけで、どーん。

さすがにちゃんとLGA1700対応してるね。

箱を開けるとまずはバックプレートとかリテンションキットが鎮座している。

こいつをどけると御本尊が見える。

例によって御本尊を角度を変えながら見てみる。

こんな感じでグリスは最初からシャレオツな感じで塗布されている。

まぁこれは使わないんだけども。

マトリックスフィンデザインとか言うらしい。なんかカッコイイ。

そしてベース部分はダイレクトタッチ式になっている。

ダイレクトタッチ式はあまり冷えないという話もあるが、実際はどうなんだろうね?

ちなみにグリスを塗って一度取り付けた後、はずして確認すると伸び具合はこんな感じ。

ちょっとベース部分の面積が足りてない感じもするね。

最終的にはこんな感じで取り付けが完了。

Noctua NH-U12A chromax.black よりも前面、背面ともに余裕があるね。

本当はファンはpush側につけるんだけど、電源ケーブルと干渉しちゃって取り付けられないので仕方なくpull側に取り付けてる。

果たして冷え具合はどうなのかな?

というわけで、CINEBENCH R23のマルチを10分間実行してみた結果がコチラ。

Noctua NH-U12A chromax.black には敵わないけど、3500円でこの冷却能力なら全然悪くないんじゃないかな?

ちなみにNH-U12Aの結果は先日の記事にあるので比べてみてね。

この結果はファンもAK400付属のものを使っているのでCPUクーラーとしての性能比較になっているわけだけど、このファンをNH-U12AについていたNF-A12x25に交換すると純粋にヒートシンクだけの性能比較ができそう。

というわけで試してみた結果がこちら。

構成は全く一緒でヒートシンクに取り付けるファンをAK400付属のものからNF-A12x25に変更しただけ。

結果は見ての通りほぼ変化なし。

ファンの音に関してはケースファンとして前後にNF-A12x25を取り付けていてそっちもぶん回っているのでだいぶうるさい。

正直ヒートシンク付属のファンがうるさいのか静かなのか全くわからんw


今回はDeepcool AK400 vs Core i7 12700という感じで書いてみたけど、どうだっただろうか。

今日レビュー解禁という事でyoutubeなんかにもレビュー動画はたくさん出てきている頃だとは思うけど、サイズ感とか冷却能力とかの参考になればと思う。

個人的にはAINEX SE-224-XTAとも比較してみたいので、いずれやってみるかもしれない。

じゃ、今日はここまで。

GW中は遊びに行くので更新しませんので悪しからず。

Intel Core i7 12700 検証

ついに完成 というわけで一段落したんですが、それも束の間。

さっそく今日もバラしましたとさw


何故かって?

それは12700の検証をするためさ!

完成したPCそのままでベンチはとってみたものの、マザーボード他の条件もそろえないと正しい比較にはならないと思ったので組替えてこれまでと同じような検証をしてみることにした。


まずはマザーボードの標準設定であるAutoの結果から確認。

PBP 65W, MTP 180WなんだけどPBPとは...っていう感じの結果。

なんなら12700Kより消費電力が高い割にスコアは低いっていうね。(12700Kのスコアはこちらを参照

Kになれなかった選別落ちだとは思うけどちょっと素性悪すぎるんじゃない?

ベースクロックも低いのにこれじゃPBPが低く設定されている意味がわからないよ。。

BIOSの電力設定でPBP/MTPをいじって使う前提なのかもしれないけど、ちょっと初心者にはやさしくないね。

まぁBIOSの初期設定値はマザーボードメーカーによるものなので、Intelがというよりもマザーボードメーカー各社が優しくない。



default

SingleMulti
P-Core Clock4.9G / 4.6G / 2.1G
E-Core Clock3.6G / 3.6G / 1.6G
CINEBENCH R23 Score181921578
CPU最大温度55度85度
CPU 平均温度47度72度
CPU 最大消費電力63.2W173.2W
CPU 平均消費電力37.6W164.6W

CPU Clockの表記は左から 1コアブースト最大 / 全コアブースト最大 / ベース という表記。


無印ではオーバークロックはできないので続いて低電圧化を試してみる。

ROG STRIX B660-I GAMING WIFI では -0.03v のオフセットで起動できなくなってしまったが、ProArt Z690 CREATOR WIFI ではどうなるかな?

手始めに12700Kと同じく-0.07vで試してみると普通に動いた。

マルチを10分間動かすの忘れてて1回の実行だから温度が他よりだいぶ低く出てしまった。

シングルのスコアは6割程度まで下がっているし、マルチも微妙に下がっている。

不可解なのはクロックが落ちたようには見えないのにスコアがかなり下がっていること。

しかも消費電力もほとんど落ちない。

この結果を見ると無印は完全に駄作なのでは・・・


offset -0.07v

SingleMulti
P-Core Clock4.9G / 4.6G / 2.1G
E-Core Clock3.6G / 3.6G / 1.6G
CINEBENCH R23 Score112221373
CPU最大温度51度71度
CPU 平均温度33度49度
CPU 最大消費電力53.6W163.3W
CPU 平均消費電力30.0W97.0W

もうちょっと低電圧化の検証を続けてみる。

続いては-0.125vにしてみる。

これも10分で値をとるの忘れたので低めに出てるけど、もはやこのデータは見る価値もない。

電圧を下げた分だけスコアも下がっていく。

消費電力も下がっているけど、スコアがこんなに下がるんじゃ意味がないよ。。


offset -0.125v

SingleMulti
P-Core Clock4.9G / 4.6G / 2.1G
E-Core Clock3.6G / 3.6G / 1.6G
CINEBENCH R23 Score8319319
CPU最大温度45度57度
CPU 平均温度39度44度
CPU 最大消費電力75.6W111.5W
CPU 平均消費電力

30.6W

59.5W

まとめ

たまたま手元にある固体がそうなのか、無印全般がそうなのかはわからないけど、無印は電圧を下げるとスコアも下がってしまうようだ。

(某掲示板を見ていると他にも同じ症状の人がいるようなので、わりと全般的な話なのかもしれないが)

個人的にはこれはナシだなー。買って失敗だったと思ってる。

まぁ買って検証してみないとわからん事なので、それはそれでよかったと思うけど。

過去記事で12700がベストバイな気がするって書いたけど、撤回しよう。

ベストバイは12600K12700Kで、12700(他の無印含む)はむしろ非推奨かな。

12700を使う場合は低電圧化じゃなくて素直に電力制限を使うべきなんだと思う。(スコアも一緒に下がるのは変わらないので)

まぁ普通の人は低電圧化とかしないだろうしBIOSもそうそういじらんだろうからどれを選んでもかわらんのかもしれないが。。

マザーボードメーカー各社は標準で電力制限の値を適正なものにしておくべきなのでは、という感じしかしない。


さてこのCPUどうしようかなー。

売ってしまってKモデルを買い直してしまいたい気分だ(笑)

ついに完成

度重なる悲劇に襲われながらもついに小型PCが完成した。

と、言うことはつまり今日もCPUクーラーが届いたというわけで。

ででーん。

ん?

何故アマゾンや楽天じゃないかって?

答えは単純、パソコン工房が安かったからさ。

セールで安くなっていたうえに、楽天リーベイツ経由だと2.5%分の楽天ポイントがつけられるので、楽天リーベイツ経由で買ったのです。

たぶん楽天ID持っていれば誰でもスムーズに使えるはず。

楽天に情報吸われてもいい人は使ってみる事をオススメします。


そしてやっぱり最後に行き着く場所はNoctuaだったのです。

はい、もうおわかりですね、今日のブツはこれです。

Noctua NH-U12A chromax.black

なんとか安く仕上げようと思って色々やってみたけど、とりあえず先に動くようにしておかないとね。

ばっちりLGA1700にも対応してる。

化粧箱を開けるとこんな感じでスモールパーツの箱が入ってる。

なんかNH-D15Sより化粧箱も簡素になったし、中身もちょっと簡素な感じになった?

ダンボールの厚さがちょっと薄くなった気がするなぁ。

スモールパーツの箱を取り出すとこんな感じでファンだけが見えている。

ヒートシンク本体がまだ見えないなんて、もったいつけているとしか思えない。

本体のお披露目はとりあえず置いといて、スモールパーツを確認。

うん、このあたりはNH-D15Sとかわらない感じ。

マニュアルもIntel用とAMD用にしっかり分かれていてわかりやすい。

で、ついに御本尊を取り出してみる。

へぇ、以前は発泡材っぽいものに包まれてたけど、最近はダンボールのみなのか。

SDGs的な感じなんだろうか。

御本尊はこんな感じ。

往年のうんこカラーもNoctuaらしくて嫌いじゃないけど、真っ黒ってのもなかなかいいね。

思わずごろごろ転がして写真とってしまった。

そして確認のためにまずはケースにおさめてみる。

でぇん。

ででぇん!!

やっぱりこうなったかぁ。。。

そんな気はしてたんだよなぁ。

仕方ないからシングルファンにして使うかー。(予めその覚悟はしてた)

ファンを1つだけコネクタに接続して、グリスを盛って。

どーん。

うわ、右側ギリギリ。。。

右側のファンつける意味あったんかなこれって思うくらい隙間がない。

金かかるけどどうせならケースファンもchromaxにして真っ黒PCにしてしまえばよかったかな。

Noctuaのファン高いんだけど。


まーとりあえずこれでも Laminar RM1 よりはずっと冷えるだろ。

というわけで恒例のベンチマークと温度チェック。

みんな大好きCINEBENCH R23の出番。

とりあえずシングルとマルチをショットで実行。

最高温度は76度。室温はおよそ25度前後。

Laminar RM1だと一瞬で100度だった事を考えるとかなりいいね。

スコアもちゃんと出てる。

これだけみっちみちに詰め込んでも冷却が追い付くなんてさすがNoctua、高いだけあるw

グラボがないから熱源が少ないってのもあるけど、エアフロー的にはグラボの有無はあまり関係ないような気がするから、グラボ入れてもサーマルスロットリングが発生する程熱くはならないと思う。

爆熱グラボはサイズ的に入らないしね。

じゃ、続いて10分ベンチの結果はというと。。

こんな感じ。

最高温度は80度。室温は先程同様25度前後。

サーマルスロットリングも発生せずしっかり冷却できている模様。

うーん、エクセレント。

ショット実行より若干スコアは落ちているものの、まぁこの程度なら許容範囲でしょう。

最大消費電力はショットも10分もおよそ160W程度。

BIOSのMTPは無制限状態になっているし電圧オフセットもしてない状態なのでもっと行くかと思ったけど、思ったより伸びなかったね。

気になるのがクロックのピークも4.8GHz弱になっているところ。

シングルコアなら最大4.9GHzまで伸びるはずなんだけど、シングルでやっても4.9GHzまで伸びないのは何故だろう。。?

まーこのサイズの箱の中で負荷かけてこれだけ冷えれば万々歳かな。

何度も失敗したり、苦労して取り付けた甲斐があるってもんだ。


まだ他にもいくつか試してみたいクーラーがあるんだよなぁ。

排気ファンが2つ近接しているのも気になるし。

Deepcool AK620 はファンを2個使うと奥行きがNGなので、シングルファンで試してみたい気もする。

が、たぶんシングルファンでも電源とぶつかる気がしてるのでちょっと手を出しにくい。

Deepcool AK400 はもうすぐ発売される予定でAK620を半分にした感じのシングルタワークーラー。

発売日がGW開始とかぶってるので予約はしていないんだけど、いずれ買ってみたいと思ってる。そんなに高くないし。

AINEX SE-226-XT はシングルタワーなんだけどヒートパイプが6本かつ奥行きも結構あるデカめのクーラー。

こいつも評判は結構いいので使ってみたいとは思う。寸法を見る限り奥行きはギリギリ大丈夫そうに見えるし。

AINEX SE-224-XTA はSE-226-XTの小型版みたいな感じ。

かなりAK400と似ているので比較すると面白そう。



というわけで、欲望の尽きないおぢさんはSUGO 16にベストマッチなCPUクーラーを探し求めて今日もアマゾンや楽天を徘徊するのでした。

めでたしめでたし(?)

悲劇 その3

悲劇その2 で「しばらくこのままかなぁ」なんて書いておきながら舌の根も渇かぬうちにAS500を購入したおぢさんです。どうも。

amazonで在庫復活してたのでついついポチっとやってしまったのです。


で、早速例の小型PCに取り付けようとしたわけだが、さらなる悲劇がおぢさんを待ち受けていたのです。

そんな事とはつゆ知らず、仕事を終えうきうきでAS500を開封するおぢさん。

外箱はシンプルでいいね。

開封するとこんな感じで詰まってる。

下側に見える箱にバックプレートやらネジやら色々入ってる。

で、開封前に確認し忘れたけど、これちゃんとLGA1700に対応してるよね?

というわけで外箱(というか帯みたいなの?)を改めて確認してみる。

おおー、ちゃんと対応してる。よかった。

外箱はこんな感じでシール対応だけど、中の説明書はちゃんとLGA1700対応の印刷物だった。

確認もそこそこにいそいそと小箱をバラして組付ける準備をしていく。

前回はちゃんとグリスいっぱい塗ったのでベットリとグリスが伸びている。

やっぱ Laminar RM1 ではヒートスプレッダ全てを覆う事はできないみたいね。

まぁそれでも65Wで使うぶんには十分な程度に冷えるから及第点という事なんだろうか。


今はそんな事はどうでもよくて、グリスを拭ってバックプレートの取り付けをはじめよう。

初期状態ではLGA1200用になっていて軸が内側に設定されていたので左上の図にあるようにLGA1700用に軸をズラす。

そしていよいよ本体を取り出す。

おおー。やっぱNH-D15Sに比べると小さいな。

5000円ちょっとと安い割にかなりいい作りしてるじゃないの。

きれいだったので思わずフィンの部分をズームして撮影しちゃったりなんかして。

ベースプレートもキレイなもんだ。

これで小箱のCPUもヒエヒエだ!なんて事をこの時には考えておりました。

ええ、この時までは・・・


CPUにグリスを塗ってイザ取り付け!

と思ったんだけど、、

上の画像の右側に写っているヒートシンク。

こいつが諸悪の根源でした。

いや、VRMまわりの冷却には必須なんで悪とは言えないんだけれども。

こいつがね

クーラーのこのヒートパイプ部分にぶつかるんですよ。

ネジ締めようとするとナナメになっていくんですよ、クーラーが。

ベースプレートの片側がちゃんとCPUにくっつかない、、、

ぎゃふん。。


というわけで、また無駄にお金を使ってしまったのでした。

AS500は希に取り付けられないマザーボードがあるという情報は見てたんだけど、まさか自分が買ったものがそうだったなんて思わないよねー。

DeepCoolさんもNoctuaみたいに互換性情報を出してくれたらよかったのになぁ。。。

はぁ。



一応こうやって記事にする事でおぢさんと同じ轍を踏む人が出ないよう注意喚起はしておくけど、こんなサイト誰も見てないから無駄だよねぇ(笑)

というわけなので ASUS ROG STRIX B660-I GAMING WIFI を買う人は DeepCool AS500 は取り付けられないので注意しようね。

妄想してたら生えてきた というわけでパーツがどこからともなく生えてきたのでせっかくなので組んでみることにする。


まずはCPUを開封してみる。

今回のCPUは Intel Core i7 12700(無印)

このCPUにはCPUクーラーが付属している。

その名も Intel Laminar RM1。

見た目はこれまでよりもいいが12700を冷やし切れないと話題のCPUクーラーである。

本来のPBP(65W)であればこいつでも事足りるのだが、MTP(180W)となると冷却能力が全く足りない。

しかも最近のマザーボードは標準で電力もりもり設定になっているため何も設定しないまま使うと確実にサーマルスロットリングが発生して本来の性能が発揮できない。

なんせマザーボード側の標準設定は電力無制限になっている。

クーラーのフチのところにある青い部分は残念ながら光らず。

さらにギザギザ部分までヒートシンクなのかと思いきやただのプラスチックの飾りっていう残念さ。

そして性能低すぎと噂のグリス。

CPU自体の見た目はK付きモデルと何ら変わりはない。


続いてメモリの開封。

samsung製のメモリを購入したのははじめてだけど、まぁ普通だよね。

とりあえず安く買えたのでよかった。


お次はマザーボードを開封。

今回も例によってASUS製品 ASUS ROG STRIX B660-I GAMING WIFI

別にASUSというメーカーが好きなわけでもないのだが。

機能と性能で選ぶと(自分の場合は)自然とASUS製品になってしまっただけ。

特に12世代Intel CPU向けの製品だと普通は過去のCPUクーラーが使えないのだが、ASUSのZ690搭載製品とその他一部のマザーボードは過去のCPUクーラーが使えるようにLGA1200互換の穴が空いているのが素敵。

まぁ今回の原因はここじゃなくて、Mini-ITXでDDR5メモリを使える製品という条件で選定した結果、一番安いのがこいつだったという話。

開封するとこんな感じで色々入ってる。

マザーボード本体の外観はこんな感じ。

各所にしっかりとしたヒートシンクが搭載されており、裏側にはM.2ソケットが1つある。

バックパネルはこのサイズにしてUSB-Cが2つついているのはイイかもしれない。(ケース用ヘッダもあわせて計3つ)

表の各種コネクタ類はこんな感じになっている。

CPU_FAN/CHA_FAN/WP用にコネクタが計3つしかない。


RGB/ARGBのピンヘッダも1つずつ。

24ピンの下にあるのがSW/LEDヘッダでその下にUSB-C、USB3.0と続く。

SATAは4つしかないがMini-ITXだしこんなものかな。

M.2ヒートシンクとPCIeスロットの間にあるのが左からオーディオ、CMOSクリア、S/PDIF、USB2.0となっている。

実はMini-ITXマザーボードを買ったのは初めてなのだが、小さいわりにインターフェースは結構豊富なんだなーという印象。

安いモデルはもっと少ないのかもしれないけど。


最後にケースを開封。

SilverStone SST-SG16B SUGO 16

マザーボードを上下反転して設置するタイプのケース。

ATX/SFXの電源が使えるしグラボの長さも275mmまでいけるし容量も13Lと小さい。

これでフロントパネルにUSB-Cがついていたら言う事なかったんだけどなぁ。

左から丈夫、正面、右側面、背面、左側面の写真。

側面のパネルを止めているネジはツールレスかつ完全に外れないようになっている。

フロントとサイドのパネルを外して正面、右側面、背面、左側面の写真。

そして各パネルの裏にはダストフィルターがついておりマグネットで軽く止まるようになっている。

拡張スロットは2スロットしかついていないので最近のぶ厚いグラフィックカードには対応できない場合がある。

マニュアルによると厚さは50mmまでと書いてある。

付属品は脚、ネジ、ケーブルタイ。


全ての開封が終わったところで組み込んでいく。

普段ならケースにマザーボードを取り付けてからケーブル等を挿していくわけだが、今回はケースが小さくその手順ではかなりツラいのが予想される。

そのため今回はまずマザーボードに各パーツ、ケーブルを取り付けた後で最後にケースにマザーボードを取り付けることにする。

CPUについてはまぁ割愛するとして、M.2 SSDの取り付け。

ヒートシンクのネジは上下の小さいネジ2つは完全にはずれるが横の少し大きめのネジははずれない。


フロントパネルのケーブルも諸々接続して...

と思ったんだが、ここでケースの不備が1つ見つかる。

あろうことかPOWER SWの線が2つある。

本来は片方がRESET SWなのだろうが、これではどっちがPOWERでどっちがRESETなのか全くわからんではないか、、、

仕方ないのでとりあえず適当に挿して、、、

ケースに突っ込む!


スコアは20000を超えているが本来なら21500程度まであがるはずなので若干低い。

サーマルスロットリングの影響は思いの外軽微なものだったらしい。

しかし1回の実行でこの温度となるとさすがに10分の実行はできないな、、、


次はBIOSでCPU電圧をマイナスオフセットしてみる。

設定はこんな感じ。

で、結果は以下。

シングル

マルチ

スコア下がってるし温度も大差ないしいい事ないな?

他にも0.03とか0.02あたりで試してみたが、そもそもWindowsが正常に起動しなかったり、起動してもちょっとした動作でフリーズしてしまう。

素直に電力制限してみるか。


というわけで、電圧オフセット設定を元に戻しCPUに対して電力制限をかけてみる。

設定はこんな感じ。

シングルだと消費電力がそこまで上がらないので変化なし。

マルチは105W制限でようやく使い物になる感じ?

ただし10分継続するとサーマルスロットリングも発生するし温度も厳しい。

10分続けようと思ったけどこの温度で10分継続はこわいので途中で止めちゃった。


というわけで、このPCをまともに使おうと思うと電力制限で80Wくらいに制限するか、CPUクーラーを交換するしかないという結論になるのかな。

電源も安く入手できた事だし、電源を交換しつつクーラーもNH-D15Sにしてみようかな。

そもそも箱の中に収まるのかっていうところから確認をしていかねばならんが。。。

悲劇

電源とCPUクーラーを交換しようと思ってバラしてみたら、、、

CPUクーラーの性能がどうとか以前の話でグリス足りてなくね・・?

これ、グリス塗り直したらもっと冷えたのでは・・・?

まぁ面倒だからもうやらんけども。

悲劇その2

電源とCPUクーラーを交換していたらなんかアレな事態になってしまった。


まずこの最終的に組替えた状態の画像を見てほしい。

FSP DAGGER PRO SDA2-650 がキレイにおさまっている。

「あれ?CPUクーラー変わってないじゃん」と思ったアナタ。

全面的に正しい。


何故CPUクーラーを交換しなかったのか?

交換しなかったのではない、交換できなかったのだ。


まず 悲劇 が起こり愕然としながら電源を交換する。

これがその過程なのだが、画像をよく見ると気付くと思うが既にCPUにグリスがついている。

そう、これはクーラーを取り付けてマザーボードを設置し、電源を取り付けようとして失敗したのだ。

ケースの容量が小さいためCPUクーラーを取り付けてからでは電源が取り付けられなかったのだ。

なので一度CPUクーラーをはずし電源を取り付けたところの画像になっている。

続いてこちらの画像を見てほしい。

電源を取り付けた後にCPUクーラーを取り付けようとしたのだ。

そう、取り付けたのではなく、取り付けようとしたのだ。

察しのいい方はお気付きだろうが、またしても取り付けられなかったのである。

先程の画像とこの画像を見比べるとわかるが、右側についているファンが取り外されている。

だってファンがついていたらヒートシンクが収まり切らなかったんだもの。

そして左側に目を向けると、電源とヒートシンクの間に隙間が一切ないことに気付くだろう。

そうだ、電源ケーブルを取り付けられないのだ。

ぐぬぬ。。。


というわけで、色々失敗を繰り返した挙句が最初の画像である。

一応言い訳しておくと、ただの目算で Noctua NH-D15S が取り付けられると思い込んでいたわけではない。

Noctuaの公式ページにあるCompatibility Centerで全て確認を行ったうえで取り付けられると思っていた。

何故なら 12700との互換性ROG STRIX B660-I GAMING WIFIとの互換性SUGO 16との互換性 もNoctuaのサイトではOKとなっているのだ。 

しかし1つだけ罠がある。

そう、SUGO 16との互換性 については高さ方向しか書いていないのだ。

確かに気になってはいたんだ、横幅について。

ぎりぎり入るかどうかだろうな、という予感はしていたんだ。

そして見事にそこにハマったのである。


なので結局電源を交換してCPUクーラーのグリスを盛り直しただけになってしまった。

グリスを盛り直してベンチマークのスコアが上がったかと言われると微妙で、CINEBENCH R23のマルチで100くらい上がったかなという程度。

一応上がった事にかわりはないのでグリス不足で性能が出ていなかったというのも事実ではあるらしい。


しかし結局まともに使うならCPUクーラーは買わねばならんのか。。

まぁ候補のクーラーは各所売り切れになっているので、しばらくこのままかなぁ。

AK620を候補に入れていたけど、これもファンを2つとも取り付けるとNH-D15Sとかわらない幅になっちゃうので、使うとしたらシングルファンになりそう。

AS500AS500 PLUSは問題なさそうに見えるので、このあたりも候補に入れた方がいいだろうか。

AINEX SE-226-XTも寸法を見る限り問題なさそうに見えるので、ちょっと考えておこう。


総じてこのSUOG 16というケースは非常に組みにくいケースと言わざるをえない。

まぁ作りは結構いいので組みにくいから使わないかって言われるとそんな事はないのだが、初心者には勧めにくい代物である。

パーツさえきちんと選べば全く問題はないし、組込みで悪戦苦闘するのも自作の醍醐味と言える。

が、万人に受けるようなものではないので、このケースを買う場合はこのあたりを理解したうえで購入することをオススメしたい。


滑り込みセーフ!

先日NTT-X StoreでやってたX-DAYセールにてFSPのSFX電源が安売りされていたので滑り込んでみた。

SFX電源なんぞそんなに人気ないだろと思ってたら1分も経たずに台数以上の申し込みがあってちょっとびっくり。

これでSUGO 16の電源はION+ 560Pじゃなくこっちを入れられる。

思いがけず安く電源が入手できてよかった。


あとはCPUクーラーが安く入手できればなぁ。

ProArtist GRATIFY3 あたりどうだろうと思って探してみたんだけど、もう生産終了しててどこにも売ってないのね。

空冷クーラーだとDeepcool AK620 とか AINEX SE-226-XT あたりが安くてそこそこ使えそうかなって思ったんだけど売り切れだし、、

水冷だと NZXT Kraken 120SilverStone PF120-ARGB あたりになるかなぁ。

価格で言えば CoolerMaster MasterLiquid ML120L V2 RGB なんかもコスパはよさげ。


ただ120mmラジエーターの冷却能力ってどんなもんなんだろな。

Deepcool AK620 とか AINEX SE-226-XT はあちこち検証されていて安心できるんだが。


試しに安い120mm簡易水冷買って検証してみるのが一番いいんだろうけど、最近お金使いすぎてお金ないんだよなぁ。。

手元に余っている Noctua NH-D15S を使い回すのが一番安上りなんだけど、古いからLGA1700用リテンションキットがないんだよな。

本家ウェブページから無償提供の申し込みができるからそれで送ってもらうか、NM-i17xx-MP83 単体で買うか。。

まぁ急ぎじゃないし2-3週待って無償で送付してもらうか。


ケースが小さいし特殊だからエアフローを考えると水冷より空冷の方がいいと思うんだけど、NH-D15Sはちょっとデカいかな。

GRATIFY3が生産終了ってのが痛い。。

あれれ?

もう一台...

 ストレスなのか単なる物欲なのかわからんけどもう一台組みたくて仕方ない。

小さい筐体でそこそこのスペックがいい。

しかし組んだところで使い道があるわけでもなく、たぶん検証機にしかならない。


最低限P+E構成のCPUとDDR5を盛り込みたいので、構成は以下のような感じになるだろうか...

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今回は特に目的があるわけでもないのでiGPUから画面出力する前提でGPUはなし。

電源は手持ちがあるのでそいつを再利用する。


CPU

P+E構成だと12600K以上になってしまうので、価格優先で12600Kか消費電力優先で12700か悩んだ結果12700に決定。

12600Kでも電圧調整とか電力制限かけてやればだいぶ消費電力は抑えられるのだが。

そんなことして使うくらいなら多少高くてもコア数が多くて標準で消費電力の低い方がいいかなって思った次第。

あと12600Kは既に手元にあるので同じもの買ってもツマランかなって。どちらかと言えばこの理由が大きいかな。


M/B

DDR5が使えるITXマザーボードで最安の ROG STRIX B660-I GAMING WIFI に決定。

non-KでもBCLK OCができると噂の ROG STRIX B660-G または B660-F にしようかと悩んだものの小型PCというコンセプトから外れるので却下。

理由は他にない。


MEM

特に用途があって組むわけじゃないので動けばいい。とにかく安いものを。

というわけで探した結果 PC SHOP アークSPRING SALE 2022 で値下げされているのを発見。

DDR5は増産体勢が整ったのか最近価格が下がりつつあるので待てばもっと下がるかもしれないけど、現時点ではこれが最安っぽいのでコレで。


PSU

こいつは予備というか余りのION+ 560Pがあったのでこれを流用する想定。

本当は小型PCにはSFX規格の方がいいんだけど、あまりお金かけたくないしATX規格の電源が入るケース探した方が安上りかなって。

腐っても80PLUS PLATINUMだし下手なもの買うよりこっちの方がいいはず。


CASE

小型で安価かつATX規格の電源が入るものを物色。

CoolerMaster MasterBOX NR200が小型かつ安価の代表格だと思っているんだけど、こいつはATX電源を入れるためには3Dプリンタでブラケットを作成しないといけないらしい。

3Dプリンタを持っていればこれでもよかったんだけど、そんなものは持ってないので諦め。

最終的に行き着いたのが SilverStone SUGO 16 なんだけど、相変わらず変態的な内部構造ですね SilverStone さん。嫌いじゃないですよこういうの。

ATX電源が搭載と275mmまでのグラボが搭載できて容積がなんと13Lっていう。

そのぶんCPUクーラーを選ぶ必用があったりするので難しいケースではあるけど面白そう。

SilverStoneのケースはこれまでにも結構使っていて好ましく思っているのでこれに決定。 


その他

NVMeは256Gのものが手元にいくつか余っているので、とりあえずストレージはこれでお茶を濁す。

グラボはRTX A2000の在庫があるから使えなくはないけど、特に目的もないのでとりあえずiGPU使っとけばいいかなぁ。

本当はLaminar RM1では冷却が心許無いので、CPUクーラーも買いたいところだが、目的があって組むわけでもないのでひとまずRM1のままでいいか。

CPUクーラーと電源は本格的に用途が決まったらお財布と相談しながら考えよ。


総額

95,846円になる想定。

amazonより楽天の方がちょっと安かったり還元率が高かったりするので、楽天かなぁ。

楽天だとポイントで17,000くらいあるから、実費としては 79,000 程度になる計算。

決してて安い金額ではないけれど、性能を考えれば妥当なところかなぁ。

グラボで6万追加、電源とクーラーで2万追加と考えれば 20万円以内でパソコンを組むとしたら... で買いた内容ともそこまでズレないはず。

まぁあっちはDDR4構成にしたのでメモリがその分潤沢だったりするけどね。


たまたま見ていたコンテンツに「安くWindowsを入手したいならここがいいぜ!」みたいな事が書いてあったので気になって買ってみた。

販売サイトは CDKdeals という名前。

主にゲームなどのライセンスキーを安く売っているところらしい。

で、その中にWindowsのライセンスも混じっていて、なんとWindows10 Homeなら約2000円、Windows10 Proで約2500円、Windows11 Homeが約3200円、WIndows11 Proでも約3500円という価格。

しかも4月20日まではさらに20%OFFクーポンがついているっていう狂気っぷり。

何故こんなに安いのかというと、商品名の MS Windows 11 Pro OEM CD-KEY からわかる通りOEM版のライセンスキーを個別に販売しているようである。

本来OEM版てPCにインストールした状態で売るものであって、ライセンスだけこーやって売るものではないはずなのよね。

で、PCにインストールした状態で売るってことはPCメーカー等が大量購入するわけで、そりゃ安いわなっていう話。

今ならWindows10から11へ無償アップグレードできるし、2000円で最新のWindowsが使えちゃうね。



裏側がどうなっているのか知らんけど、ここまで安いライセンスって本当に使えんの?というギモンが湧いてくるわけで。

とりあえず買って実際使えものなのかを試してみた。

購入手順は以下のような感じ。

  1. cdkdealsのアカウントを作成する(登録に必用なのはメールアドレス、パスワード、氏名だけ)
  2. 商品を選んで購入をクリックする
  3. 数量とクーポンコードを確認する
  4. 支払い方法を選択する
  5. 支払う

たったこれだけ。

実際にやってみた際のスクリーンショットを以下に。


まずはアカウント作成。

商品を選択して Buy Now から Sign Up Now でも出てくるし、右上の Sign up からでもこの画面に遷移できるので、メールアドレス、パスワード、氏名を入力してSign upを押す。

送信すると入力したメールアドレスにメールが送られてくるんだけど、何かリンクを踏まないといけないのかと思いきやそんな事はなく、本当にこれだけで登録が完了してしまった。

続いて作成したアカウントでサインインする。

これは作成した時のメールアドレスとパスワードを入れるだけ。

あとは商品を選んで、左側にあるクーポンコードを忘れずにコピーしたうえで Buy Now を押す。

そうするとこんな感じで確認画面が出てくるので、クーポンコードをペーストしてApplyしてSubmit Orderで支払い方法の選択へ進む。

さすがにクレジットカード直はちょっとこわいのでPaypal経由でクレジットカードを利用することに。

Pay Nowを押してペイパルの認証を通し、支払いを完了する。

購入が完了すると画面が遷移して完了画面が表示されるんだけど、その画面は10秒で勝手に切り替わってしまったのでスクリーンショットがとれなかった。。。

で、勝手に切り替わった後の画面はマイページのオーダーステータス画面になっていて、2-3分で ProcessingからCompletedに切り替わった。

CompletedになるとViewKeys/Codesというボタンが表示されるので、それをクリックするとこんな感じでライセンスキーが表示される。

なんか拍子抜けするくらい簡単に購入できてしまったわけだが、登録も購入もここまで簡単だと怪しさ爆発って感じがするけど、、、

実際にインストールしてライセンス認証してみるまでは白か黒かわからない。

というわけでインストールしてみましたよ。

普段使っていないM75q gen2のNVMeを差し替えて、Windows11のインストールメディアを作成し、Windows11をインストール。(このあたりは割愛)

本来ならインストール時にライセンスキーの入力を求められるはずなんだけど、Lenovoの端末はどうやらBIOSなのか詳しくはわからないけど、本体にライセンスキーが入っているみたいで入力を求められないままインストールが終わってしまった。

インストール後に確認するとWindows11 Homeとしてライセンス認証されていたので、そのまま購入したライセンスキーでアップグレードしてみることにした。

しかし、何故か認証が通らない。(スクリーンショットは撮り忘れた)

もしやこれは黒だったのか!と思いつつ一通りドライバ類とかをインストールして再起動。

そして再度ライセンスチャレンジ!

白か黒かとドキドキしながらやってみたところ今度は認証に成功

どうやらインストール直後だとダメで再起動すると通る模様?

とまぁそんなわけで、激安Windowsライセンスは一応使えるものでした。(今のところは)

特に何か利用目的があって買ったわけでもないし、このままNVMeを取り外して寝かせておくつもり。

そもそもこのようにOEMライセンスを個別に売るのってよくないのでは、と思うのだがはっきりダメという事もなく全面的にやっていいというものでもなくグレーな感じらしいので普通に使うってのもなんかね。。

良い子も良い大人も、安いからといってこういうのに飛び付いちゃダメだぞ!

おぢさんの考える最低限まともに使えるゲーミングPCの構成を作っていくよ。

最低限って言っても人によって色々あるだろうからまずそこを定義する。

  1. 解像度は基本FullHD(1920x1080)で場合によってWQHD(2560x1440)
  2. 60FPS以上出てればOK
  3. マインクラフトやFF14程度の軽〜中程度のゲームを想定

そして最近(おぢさんの中で)流行の小型PCを狙って構成していくよ。



CPU

今(2022/04/11)考えるならIntel Core i5 12400(F)一択かなぁ。

AMD Ryzen 5 5600Xも候補になり得るけど、価格がちょっと上だしシングルスレッド性能は12400に及ばないし。

内蔵グラフィックの有無は好みによるだろうけど、金銭的に厳しい場合は12400Fの方がちょっとだけ安くなる。

GPU

WQHDを視野に入れると本当は3060Tiとか6600XTの方がいいんだろうけど、FullHDが対象なのでRX6600をチョイス。

これより下だとゲームはできるが1世代前どころか2世代前のGPUと同程度の性能になってしまうので避けたいところ。

逆に2世代前の製品でも安くゲームができればいい、と思わなくもないのだが今のご時世ではそうもいかず。

GeForce 1660 SuperでさえRX 6600と同程度の金額になっているので、同じ金額なら世代の新しい方がいいよね。。

Motherboard

マザーボードは前回に引き続きBIOSTARからチョイス。

BIOSTAR B660GTNはMini-ITXなB660の中でも最安クラスなんだけどVRMやNVMeまわりの冷却にも気をつかっていてなかなか良さげ。

ただしUEFI(BIOS)は基本的な項目しかないようで、他のメーカーにあるようなnon-Kでもオーバークロック的なことができる機能とか構成を読み取って自動で調整してくれるような機能はない模様。

普通に使う分には全く問題はないし、妙な機能がついていてもVRMやNVMeの冷却が不十分では元も子もない。

まぁ12400を使っている間VRMまわりの温度が問題になる事はないと思うけど、後々12600Kや12700Kあたりに換装する可能性を考えるとしっかりしている方がいい。

あと地味にいいのがWi-Fiカード用のアンテナやマウンタが付属しているところ。

AX210NGWとかそのあたりのカードを別途購入することでWi-Fi/BTも使えるようになるし見た目も損ねないのでイイ。

Memory

これは適当に定格運用で最安のものを選定。

容量は8G*2の16Gで十分という人はここを削るのがいいかも。

そんなに費用削減にはならないかもしれないが。。

PSU

これもSFX,SFX-L規格で500W以上のものから安いものを選定。

玄人志向の電源も安いんだがどうもファンがうるさいらしいのでSilverStone SST-SX500-LG-V2を。

500WなのでCPUかGPUを1ランク上位のものに交換すると不足気味になるかもしれない。

2ランク以上上げるならば交換必須になってくる。

CASE

やすくて小さいケースの代表格、CoolerMasater MasterBox NR200を選定。

頑張れば240mmの簡易水冷も搭載できるので後々CPUを上位のものに交換しても対応できるはず。

色は白でも黒でも価格はそうかわらないので好きな方を。

弱点はフロントパネルにUSB Type-Cがない事だけど、マザーボードにもコネクタついてないのでまぁ...

Storage

ゲームするなら500GB以上のNVMeがオススメ。

SATAより圧倒的に早いし。

今回は小型PCってのもあってマザーボードにつけるだけの方が配線も面倒がなくていい。

個人的にはそんなにこだわりがないので怪しくない程度に安いものを選定。

総額

アマゾンで全部そろえると総額が 133,618 円となった。

マザーボードは売り切れているので次回入荷時に価格が上がらない事を願うのみ、という感じ。

情報によると4/11週とGW前後にショップへの入荷もあるようなのでもうすぐ補充されると思われる。

これにOSを追加するとだいたい15万、WQHDのモニターを追加して18万弱というところだろうか。

OSに関してはアマゾンより他のサイトで購入する方が安全だろうと思うのでリストには入れていない。

価格.comではNTT-X StoreのDSP版が最安値のようだ。

2022/10あたりまではWindows 10からのアップグレードが無償でできるので10/11どちらか安い方を買えばいいんじゃなかろうか。

余談

基本的にPCパーツは輸入品にあたるので円安の影響を受け徐々に値上がりしていくと思われる。

現在は代理店の在庫でどうにかしているようだが、次回の代理店への入荷はおそらく値上がりするだろうから我々消費者にもその影響が出てくるだろう。

まぁ円安だけでなくそもそも半導体の供給不足や金属の値上がりなど安くなる要素が何ひとつないので困ったものだ。

特にDDR5メモリなんかは徐々に流通量も増えてきて価格が下がろうかという時にこれである。

ここ数日価格.comの最安値が5000-6000程度下がったが、このまま下がり続けてくれるのか、はたまたまた上がるのか、、、


実際に考えた構成で組んでからこういうの書きたいけど、お金が追い付かないんだよなぁ。

宝くじでも当たればこんな事気にせずパーツを買い漁ることができるのになぁ。

ふと予算20万くらいでPCを組むとしたらどうなるだろうか、という話題になったので考えてみる。


条件は以下

  1. 予算は20万円以内
  2. 筐体は大きすぎない
  3. CPUもGPUもそこそこの性能
    1. 仕事にもゲームにも使える


こんな条件で 2022/04/05 現在、PCを組むとしたら自分ならどうするだろうか?


パーツ選定

CPU

まずはCPUを考える。

20万という上限がある以上CPUは5万円以内におさめておきたい。

最近はだいぶ落ち着いてきたとは言え、まだまだGPUは高いのでCPUにお金をかけすぎると予算がなくなってしまう。

5万円以内という事であれば5800X12700Kなんかも狙えるが、そうすると熱の問題が出てくるので1ランク落としておきたいところ。

できればTDP/PBPは65Wの製品がいい。

となると、5700G12700無印、まだ発売されていないけど5700Xあたりが有力候補。


GPU

CPUに5万円振ったとして、GPUにかけられるのは10万が上限くらいだろうか。

メモリを潤沢に搭載したいなら7万前後が妥当なラインになるかな?

そう考えるとNVIDIAならRTX3060以下、AMDならRX6600XT以下ってことになる。

RTX3060RX6600XTならどのみち4Kでゲームができるはずもなく、大差はないだろうし発色の好みと価格で選んでいいと思う。

傾向として解像度が低い場合はRX6600XTの方が有利っぽいのでRadeonに抵抗があるとかNVIDIA信者でなければRX6600XTでいいんじゃないかと。

各社色々なモデルを出しているけど、7万以下って考えると選べるモデルは限られてくるよね。


MEMORY

基本的に32GBもあれば大抵の事はできるんだけど、仕事方面だとメモリ多い方がいい事もあるだろうから、64GBで見積っておくことにする。

IntelだとDDR5という選択肢もなくはないけど、現状メリットが少ないうえに価格も高いのでDDR4で考えておく。

予算内におさめるとしたら無理にOCメモリに手を出す事もないので AD4U3200732G22-DA あたりが安くていいんじゃないかと思われる。

メモリのOCってベンチマーク以外で体感速度に差が出ることってほとんどないし。。


PSU

続いて電源。

これはもはや趣味の領域なのでピンキリだと思うけど、個人的には80PLUS Platinumがお気に入り。

実用で考えれば80PLUS GOLDで十分ではあるんだろうが趣味なので文句は受け付けない。

SilverstoneとかFractalDesignあたりがオススメできる。

構成的に容量は650-750Wもあれば十分足りる構成なので SST-ST65F-PT とか ION+ 660P 660W あたりがお手頃。

ただ ION+ 660P 660W は消費電力が低い時の効率があまりよくないという記事も見かけるので SST-ST65F-PT の方がいいのかな?

まぁさっきも書いてるけどPlatinumは趣味なのでGOLDで650Wくらいの電源なら何でもいいんじゃないかな。

一般的には電源の最大出力の50%がシステム消費電力のピークにあたるくらいがいいって言われてるので、たぶんそのくらいでいいはず。

80PLUS関連に関しては各所で検証しているのを見ると、やはり上に行く程無駄な電気を消費しなくなっていくので、そこはもう完全に趣味の世界。

10W程度なら垂れ流しでもかまわんというのであれば初期費用をおさえてGOLDにするべきだし、長く使うから10Wでも貴重って思うならPlatinumやTitaniumを狙ってみるといい。


M/B

書く順序がおかしいかもしれないけどここでマザーボード。

Ryzenに行くなら価格性能比を考えるとASRock B550M Steeel Legend一択なんじゃないかな。

Intel系だと結構悩ましいけど BIOSTAR B660GTQMSI PRO B660M-A DDR4 あたりが候補かな?

Intelの12世代CPUはずいぶんとVRMまわりにも負荷がかかるようで、そのあたりが原因でサーマルスロットリングが発生することもあるようなのでVRMまわりがしかりしてそうなものをチョイスしてみる。

mATXという選択については、ATXだと(CoolerMasterのQ500Lという例外もあるが)ケースが場所とるし、Mini-ITXだとケースが極小すぎて組みつけにい場合もあるので中間をとってみた。

個人的には全く場所を気にせずATXのマザーボード使ってるしケースはE-ATX対応だったりするし説得力はゼロな気もするが。

ただまぁ小さなケースにハイスペックを詰め込むのは浪漫があてイイよね。


CASE

これは勝手な条件付けが厳しかったのかそもそも選択肢が少なかった。

容量35L未満でmATX対応、かつフロントパネルにUSB Type-Cがあるタワーケース、という条件で絞ったのだけど価格.comでは候補が2つしか出てこなかった。

で、候補になったのが Silverstone SST-ALG1MIN WIN 301C の2つ。

Silverstoneのケースは個人的に好きだし煙突構造も魅力的なんだけど今回の予算にはちょっと高い。

ので、ちと古いけど IN WIN 301C かなぁ。


CPU Cooler

これは12700ならリテールクーラーがついてくるので不要っちゃ不要なんだけど、リテールクーラーが貧弱すぎてサーマルスロットリングが発生するっぽいのでIntel/AMDともに別途購入の方向。

冷却性能、静音性能、価格面から見てこれはもう ARCTIC Liquid Freezer II 240 一択。

簡易水冷で38mm厚のラジエーターを採用している製品はほとんどなく、知る限りPhanteks GLACIER ONE 240-T30 と Liquid Freezer シリーズだけ。

どちらもファンの静圧が高い事から厚めのラジエーターを採用できるといったところだろうか?

NH-U12Aも考えたんだけど、ケースのCPUクーラー高の限界が158mmのところ、NH-U12Aもぴったり158mmだったしちょっと高いので諦め。

ARCTIC Liquid Freezer II 240ならVRMまわりも多少冷やせるし、付属ファンも優秀だし12700でも5800Xでも大丈夫だろう。


価格に関して

で、ここまで散々アマゾンのアフィリンク貼っといてアレですが価格.comのクレカ対応最安値で計算していきますw

Intel

種別メーカー品番価格備考参考URL他候補
CPUIntelCore i7 12700439808P/4E 12Core/20Threadhttps://kakaku.com/item/K0001413990/Core i5 12600K
MEMADATAAD4U3200732G22-D2858032G x2https://kakaku.com/item/K0001260396/
M/BBIOSTARB660GTQ19980B660 mATXhttps://kakaku.com/item/K0001417951/MSI PRO B660M-A DDR4
GPUPalitNE63060T19K9-190AD62800GeForce RTX 3060https://kakaku.com/item/K0001363822/GeForce RTX 3050/GTX 1660Ti
PSUSilverstoneSST-ST75F-PT14400750W 80+ Platinumhttps://kakaku.com/item/K0000812523/
CASEIN WIN301C IW-CF0712236
https://kakaku.com/item/J0000028088/
CPU CoolerARCTICLiquid Freezer II 2401100038mm x 240mm Radiatorhttps://kakaku.com/item/K0001356365/
HDD/SSD


as you like

Total

192976


AMD

種別メーカー品番価格備考参考URL他候補
CPUAMDRyzen 7 5800X447408Core/16Threadhttps://kakaku.com/item/K0001299538/Ryzen 7 5700X/5700G
MEMADATAAD4U3200732G22-D2858032G x2https://kakaku.com/item/K0001260396/
M/BASRockB550M Steel Legend13373B550 mATXhttps://kakaku.com/item/K0001265328/
GPUSAPPHIRENITRO+ Radeon RX 6600 XT GAMING OC 8G GDDR661440Radeon RX 6600XThttps://kakaku.com/item/K0001376012/Radeon RX 6600
PSUSilverstoneSST-ST75F-PT14400750W 80+Platinumhttps://kakaku.com/item/K0000812523/
CASEIN WIN301C IW-CF0712236
https://kakaku.com/item/J0000028088/
CPU CoolerARCTICLiquid Freezer II 2401100038mm x 240mm Radiatorhttps://kakaku.com/item/K0001356365/
HDD/SSDS


as you like

Total

185769


こんな感じでちょっとだけAMD構成の方が安い。

HDD/SSDの項目が空欄なのは流用するなり余ったお金で買うなり好きにしてくださいな、ということで。

モニタ、キーボード、マウスなんかのHIDは流用する想定でオネシャス。

性能に関して

Intel/AMDそれぞれの構成を作ってみたわけだが、CPUに関してはIntel構成の方が強くGPUに関しては(WQHDまでは)AMD構成の方が強め。

どちらも総合力は高めのはずなので解像度や画質さえ落とせば最近のゲームにも対応できるはず。

最近はFSR/RSRやDLSS/NISなんかのアップスケーリング技術も出てきているので比較的遊べるゲームは多いと思う。

CPUに関しても8コア以上で選定しているので余程のことをしない限り処理能力が足りないって話にはならないだろう。


まとめ

とりあえず20万以下という条件で構成を作ってみたわけだが、CPU/GPUどちらに比重を置くかで選んでみるといいかもしれない。

別にこの構成じゃないとダメってこともないしGPUを入れ替えてみてもいいかもしれない。

また、予算的にもうちょっと削りたいとか、そこそんなに性能いらんのよなって部分は他候補も検討してみると面白いかもしれない。

電源とマザーボードについてはほぼ趣味なのでアンチな人や他メーカーのファンの人がいたら是非自分の信じる道を進んでほしい。


余談

実際に買うわけじゃないけど、こうやって構成考えるのって面白いよね。

要望があったらまた別のコンセプト(or予算)で考えてみようかな。

まぁコメント禁止してるので要望を受け付ける窓口などないわけだが。。