妄想してたら生えてきた というわけでパーツがどこからともなく生えてきたのでせっかくなので組んでみることにする。


まずはCPUを開封してみる。

今回のCPUは Intel Core i7 12700(無印)

このCPUにはCPUクーラーが付属している。

その名も Intel Laminar RM1。

見た目はこれまでよりもいいが12700を冷やし切れないと話題のCPUクーラーである。

本来のPBP(65W)であればこいつでも事足りるのだが、MTP(180W)となると冷却能力が全く足りない。

しかも最近のマザーボードは標準で電力もりもり設定になっているため何も設定しないまま使うと確実にサーマルスロットリングが発生して本来の性能が発揮できない。

なんせマザーボード側の標準設定は電力無制限になっている。

クーラーのフチのところにある青い部分は残念ながら光らず。

さらにギザギザ部分までヒートシンクなのかと思いきやただのプラスチックの飾りっていう残念さ。

そして性能低すぎと噂のグリス。

CPU自体の見た目はK付きモデルと何ら変わりはない。


続いてメモリの開封。

samsung製のメモリを購入したのははじめてだけど、まぁ普通だよね。

とりあえず安く買えたのでよかった。


お次はマザーボードを開封。

今回も例によってASUS製品 ASUS ROG STRIX B660-I GAMING WIFI

別にASUSというメーカーが好きなわけでもないのだが。

機能と性能で選ぶと(自分の場合は)自然とASUS製品になってしまっただけ。

特に12世代Intel CPU向けの製品だと普通は過去のCPUクーラーが使えないのだが、ASUSのZ690搭載製品とその他一部のマザーボードは過去のCPUクーラーが使えるようにLGA1200互換の穴が空いているのが素敵。

まぁ今回の原因はここじゃなくて、Mini-ITXでDDR5メモリを使える製品という条件で選定した結果、一番安いのがこいつだったという話。

開封するとこんな感じで色々入ってる。

マザーボード本体の外観はこんな感じ。

各所にしっかりとしたヒートシンクが搭載されており、裏側にはM.2ソケットが1つある。

バックパネルはこのサイズにしてUSB-Cが2つついているのはイイかもしれない。(ケース用ヘッダもあわせて計3つ)

表の各種コネクタ類はこんな感じになっている。

CPU_FAN/CHA_FAN/WP用にコネクタが計3つしかない。


RGB/ARGBのピンヘッダも1つずつ。

24ピンの下にあるのがSW/LEDヘッダでその下にUSB-C、USB3.0と続く。

SATAは4つしかないがMini-ITXだしこんなものかな。

M.2ヒートシンクとPCIeスロットの間にあるのが左からオーディオ、CMOSクリア、S/PDIF、USB2.0となっている。

実はMini-ITXマザーボードを買ったのは初めてなのだが、小さいわりにインターフェースは結構豊富なんだなーという印象。

安いモデルはもっと少ないのかもしれないけど。


最後にケースを開封。

SilverStone SST-SG16B SUGO 16

マザーボードを上下反転して設置するタイプのケース。

ATX/SFXの電源が使えるしグラボの長さも275mmまでいけるし容量も13Lと小さい。

これでフロントパネルにUSB-Cがついていたら言う事なかったんだけどなぁ。

左から丈夫、正面、右側面、背面、左側面の写真。

側面のパネルを止めているネジはツールレスかつ完全に外れないようになっている。

フロントとサイドのパネルを外して正面、右側面、背面、左側面の写真。

そして各パネルの裏にはダストフィルターがついておりマグネットで軽く止まるようになっている。

拡張スロットは2スロットしかついていないので最近のぶ厚いグラフィックカードには対応できない場合がある。

マニュアルによると厚さは50mmまでと書いてある。

付属品は脚、ネジ、ケーブルタイ。


全ての開封が終わったところで組み込んでいく。

普段ならケースにマザーボードを取り付けてからケーブル等を挿していくわけだが、今回はケースが小さくその手順ではかなりツラいのが予想される。

そのため今回はまずマザーボードに各パーツ、ケーブルを取り付けた後で最後にケースにマザーボードを取り付けることにする。

CPUについてはまぁ割愛するとして、M.2 SSDの取り付け。

ヒートシンクのネジは上下の小さいネジ2つは完全にはずれるが横の少し大きめのネジははずれない。


フロントパネルのケーブルも諸々接続して...

と思ったんだが、ここでケースの不備が1つ見つかる。

あろうことかPOWER SWの線が2つある。

本来は片方がRESET SWなのだろうが、これではどっちがPOWERでどっちがRESETなのか全くわからんではないか、、、

仕方ないのでとりあえず適当に挿して、、、

ケースに突っ込む!


スコアは20000を超えているが本来なら21500程度まであがるはずなので若干低い。

サーマルスロットリングの影響は思いの外軽微なものだったらしい。

しかし1回の実行でこの温度となるとさすがに10分の実行はできないな、、、


次はBIOSでCPU電圧をマイナスオフセットしてみる。

設定はこんな感じ。

で、結果は以下。

シングル

マルチ

スコア下がってるし温度も大差ないしいい事ないな?

他にも0.03とか0.02あたりで試してみたが、そもそもWindowsが正常に起動しなかったり、起動してもちょっとした動作でフリーズしてしまう。

素直に電力制限してみるか。


というわけで、電圧オフセット設定を元に戻しCPUに対して電力制限をかけてみる。

設定はこんな感じ。

シングルだと消費電力がそこまで上がらないので変化なし。

マルチは105W制限でようやく使い物になる感じ?

ただし10分継続するとサーマルスロットリングも発生するし温度も厳しい。

10分続けようと思ったけどこの温度で10分継続はこわいので途中で止めちゃった。


というわけで、このPCをまともに使おうと思うと電力制限で80Wくらいに制限するか、CPUクーラーを交換するしかないという結論になるのかな。

電源も安く入手できた事だし、電源を交換しつつクーラーもNH-D15Sにしてみようかな。

そもそも箱の中に収まるのかっていうところから確認をしていかねばならんが。。。

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