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せっかくKつきモデルを購入したのでオーバークロックしたり電圧降下したりしてみる。
全体の環境に関しては おぢさんのPC を参照。
BIOSの設定は基本的にファン、BOOT、Re-Sizable BAR関連をいじっただけで他はデフォルト。
やることはみんな大好きCINEBENCHを実行してHWinfoで数値を読むだけ。
HWinfoの値は都度リセットする。
まずはマザーボードの標準設定であるAutoでの確認結果から。
PBP 125W, MTP 150W って言うわりにおとなしい印象。
負荷が足りないのかと思いつつ他のレポートでもスコアがこんなもんなのできっとそういうものなんだろう。うん。
通常の使用に於いては1コアのみゴリゴリ頑張るなんていう状況はまず発生しないだろうけど、1コアだけで頑張るなら電力的にも温度的にもさほど気になるような値ではない。むしろ低い。
CPU Clockの表記は左から 1コアブースト最大 / 全コアブースト最大 / ベース という表記。
続いてAI Overclockingという機能。
これはASUS独自の機能らしくAIが勝手に最適なオーバークロック設定を実行してくれるというものらしい。
P-CoreとE-Coreそれぞれ設定ができるけど、E-CoreだけってのはできないみたいでE-CoreをAI Optimizedに設定するとP-Coreも勝手に変更されちゃう。逆は可能っぽい。
で、設定すると倍率やら電圧やら確かにそれっぽい値に変更される。
ただまぁ手動でやればもうちょっと詰められる感じはあるので、あくまでも安全マージンを残したうえでの設定っぽい。
これまたぶっちぎった結果を残してくれますね。
マルチのスコアは12700(Kなし)に若干及ばない程度だが、シングルのスコアは12700K(定格)はおろか12900K(定格)さえ凌駕するという。
ただ消費電力もぱねぇっすコレ。ミドルレンジCPUで最大消費電力が200W近いってどういうこと...
並の空冷クーラーではサーマルスロットリングが発生しそう。(下手したら上位モデルでも冷やせないかも)
今度 NH-D15S で試してみようかな...
さて最後に低電圧化をやってみようと思う。
近年のCPUはAMDもそうだが標準で電圧を若干盛った状態で動かしているらしく、電圧をオフセットしてやると性能を落とさず消費電力と熱を抑えられるのだ。
色々やってみた結果、安定して動かすなら -0.125v 程度がいいんじゃないかと思った。
試行の結果は割愛するけど、一発目に -0.100vは難無くクリア、続いて一気に-0.15vにしてみたところ起動せず。
-0.135だとマルチ動かした瞬間BSODだったので -0.125v に落ち着いた感じ。
基準となるAuto設定のスコアとほぼ変わらない状態で温度が5-10度、消費電力が15W程度下がっている。スコアは微増しているように見えるが試行回数は1回なので誤差の範囲ということで。
このくらいなら空冷クーラーでも十分冷やせそうな感じがするので、超小型マシンを作る時にはいい選択になるかもしれない。
まとめ
個人的な評価としてはこれは買い。
最安値なら36k程度だし、高くても40k程度でこの性能なら文句のつけようがない気がする。
下位の12600(無印)や12500、12400はE-Coreがない分マルチ性能が下がってしまう。
ゲームとかオフィスソフト程度ならそこまで気にするほどの差はでないと思うけど、ちょっとした開発とか画像や動画の処理をしようと思うと心許無い。
なのでアマゾンではちょっと高いけど、最安値で見れば12700(無印)を含めて妥協点としてはとてもいい選択肢だと思う。
個人的な趣味で iGPU ありモデル前提で買いてるけど、グラボは既にあって iGPU なんぞいらんという人はもちろんFモデルを考えていいと思う。