Blog from March, 2022

AMD Ryzen 9 5950X 検証

Ryzen 9 5950Xをポチってから早数日。

3900Xとの入れ替えはすぐにやったんだけど、Linuxで使っているのでベンチマークどうしようかなと考えつつ更新をサボるなど。


LinuxではCINEBENCHが動かせないのでGeekbenchを動かしてみることにした。


HWinfoみたいな消費電力を計測できるようなソフトウェアもわからんし、とりあえずベンチの結果だけぺたぺた貼っていくことにする。


シングルのスコアはやはりインテル強し。

Ryzen最高峰の5950Xを12700Kが超えてくる。

12600Kは計測してないけど、たぶん12600Kもシングルだけなら5950Xを超えるんだろな。

あとやっぱり消費電力が気になるよなぁ。

hwmonの情報いじくって作れないもんだろか。

電圧はとれると思うから電流がわかれば、、ちょっと調べてみよう。

あと試してみたのは chromium のコンパイル。

3900Xと5950Xで同条件(CPUだけ入れ替え)でコンパイルを実行して時間を計測しつつ発熱とかをグラフ化してみた。

いずれも -j 16 を指定して16コア(スレッド?)を割り当てた状態。


コンパイル時間

各種グラフ

Ryzen 9 5950X

Ryzen 9 3900X

5950Xのグラフで線が途切れている時間があるのはCPU換装のため電源を落としていた時間。

で、温度とかロードアベレージが高くなっている部分がコンパイル中。

3900Xがぴったり4.07GHzに張り付いて動作しているのに対し5950Xは結構ブレていておおむね4.2-4.5GHzの間で動作している。

それに伴い動作中の温度も若干上昇。

クロックも上がっているので当然と言えば当然だがもうちょっと温度低くなって欲しいなぁ。

コンパイルにかかる時間は111分から89分へと大幅に短縮された。

これはスバラシイ効果。

ただまぁこの20分のために78k払う価値があるのかって言われると正直微妙な感じはする。

こうやって見てみれば5900Xでも十分だっただろうし、もっと言えば入れ替えなくても妥協はできるレベルではあるんだよなぁ。

ここまでくるともやは浪漫の世界。

まぁ買ってしまったものは仕方ないので存分に使い倒すんだけどね!

というわけで一頻りCPUを買い漁って(お金がなくなって)しまったのでしばらく大きな買い物はできないなぁ。

しばらくはなんかちまちま面白そうな安物を見つけて買ってみる生活が続きそう。

面白そうなものを見つけたらまた記事にしていきます。

以前からずっと買おうか悩んでて、価格が高いから買い控えていたRyzen 9 5950Xが今回のセールで安くなっているのを発見してしまった。

これはポチイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッ!!!


というわけで、買ってしまいました。AM5を待つのは無理でしたゴメンナサイ。

だってAM5は今よりTDP上がるって話もあるし...

どのくらいの確度かわからんけど、16C/32TのCPUは170W、12C/24Tが105Wっていう話があるみたいで。

コアを増やしたいのは山々だけどそんな爆熱になるのはちょっと...

普段使っているGentoo Linuxはパッケージインストールといってもrpmやdebのようにコンパイル済のものをインストールするわけではなく、ソースをダウンロードしてきて手元でコンパイルする方式なのでchromiumのアップデート頻度とコンパイル時間には若干嫌気がさしていたところ。

そんなところにこの価格で16C/32TのCPUが出てきたらそりゃポチっちゃうよね。


そして他のも確認してみたところ、どうやらXモデルは全てタイムセールの対象になっているっぽい。


通常価格価格.com最安値タイムセール価格
Ryzen 9 5950X85,60078,46677,992
Ryzen 9 5900X63,30056,59457,539
Ryzen 7 5800X47,80043,97043,451
Ryzen 5 5600X32,50029,21529,542

通常価格は秋葉原に店舗構えているPCパーツ屋の価格にしてあるのでちょっと高く見えるかもしれませんが。

アマゾンの通常価格は店舗価格よりちょっと高いことが多いんですが、タイムセールでモノによっては価格.com最安値さえぶっちぎった価格になってますね。

4月20日に新製品を発売するのでそのための在庫処分なのかな?

ただ新製品はローエンド中心なので上位クラスまで値下げってのはちょっと腑に落ちない気もする。

上位クラス含めて価格改定があるってことなんだろうか?

5800Xに関しては5800X3Dが出てくるので値下げされるのも自然だし、5600Xあたりも5700X, 5600, 5500といった製品が出てくるので改定もわかるが...

5900Xと5950Xがセール対象になってるのがよくわからん。

Intelの12世代に押されて在庫がダブついてるとかそんな理由かな?

まぁそんなわけで昨日 DDR5メモリが欲しい とか書いたばかりなわけですがメモリは買わずCPUを買ってしまったのでした。

めでたしめでたし。


先日ポチってみた1TBのSSD、6千円で喜んでたけど今見たら3千円になっとるがな... orz

自分がUWQHDのモニターを購入したのは2015年の話。

DELLのU3415Wという湾曲タイプのウルトラワイドを10万前後で購入したのだが。。

最近は同じ34インチのUWQHDモニターでも5万円前後になってて安いなーって思っていたんだけど、それより大型のものもこんな価格なのね。

ちょっと欲しいなって思ったけど、現状がU4021QWなのでこれ以上このサイズのモニターがあってもな、などと考え思い止まる。


U4021QWの不満点はインターフェースかな。

同時期に発表されたLG 40WP95CやLenovo P40w-20なんかはUSB-Cポートが2つあってDP AltモードでのMSTが使えるのでそっちのがいいなって思ってる。

ただ現状はDELL以外のモニターは本当に売られているのかさえわからない程に情報がない。

海外では売られているような雰囲気だが、それも1-2サイトくらいしかなく。。

さらに円安やら素材の価格高騰により値段も跳ね上がっているので、結論としては買っといてよかったって話なのだが。


うーん、しかしUSB-CでのMSTが使えるモニターいいなぁ。。

DDR5メモリが欲しい

おぢさんのPC にもある通り既に32Gx2のメモリが入っているのはいるんだが、やはりスロットが空いていると埋めたくなるのが自作erの性というやつで。


前回も楽天のJoshinWebから買ったんだけど、また安く買えそうなので欲しいなーと思いながら見てる。

前回は67,170円からの1,000円オフクーポンつきで66,170円、さらにおよそ3,000ポイントついてくるっていう状態だったのね。

当時の価格.com 最安値が67,130円だったのででずいぶんお買い得だなーって思いながらポチった記憶がある。


今回はベース価格が66,980円に下がり1,000円オフクーポンがないかわりにがポイントが5倍になっててだいたい4,000ポイントくらいつくらしい。

ベース価格の時点で価格.comの最安値+10円なのでだいぶ安い方なのだが、そこに4,000ポイントついてくるのはかなり大きい。

しかも今ならお買い物マラソン開催中なので他にも買い物するとポイントがさらに増えるっていう。(まぁ他に買うものはないんだけど)

うーん、うーん。最近物欲全開で色々買いまくってるから自制しないといけないと思ってはいるんだけど、、、


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

CT2K32G48C40U5 Crucial PC5-38400 (DDR5-4800)288pin DDR5 UDIMM 64GB(32GB×2枚)
価格:66980円(税込、送料別) (2022/3/26時点)


最近の円安具合とか、マテリアル系の価格高騰具合を見てると今後しばらくは値上がりが続きそうだし、買える時に買っておいた方がいいんじゃないかという気持ちが大きくなってしまって悩ましい。

どうせ今年の後半にはRyzen 7000 Seriesも出てきてそっちでもDDR5が必用になるだろうし、買っておいて損はないと思うんだけど。。。

現状はSPDが4800で設定されているものが主流だけど、今後はどうやらSPDが上がる方向らしく5200とか5600あたりになるという情報も見え隠れしているので踏ん切りがつかない。

しかしそれを待っていては価格が高騰してしまうかもしれないし、、、

うーーーん、悩ましい、、、、

どうしたもんかなぁ。

宣言通り LGA1200用クーラーが流用できる格安Z690マザーボード で話題にしたマザーボードを今朝9時過ぎにポチりました。

28,909円からの10%OFFクーポンつきで26,018円。


そして18:45頃に実物が届きました。

はい、注文当日に届きました。すごいぞアマゾン。

いや、アマゾンが凄いのかヤマトが凄いのかわからんが、とにかくすごい事です。

物流の進化ってのはすごいもんだねぇ。

というわけで、開封の儀をとり行う次第。

当日届いたのも凄いことだが、アマゾンさんが化粧箱にそのまま宛先シール貼って送ってきたのも凄かったです。はい。

写真とるのに一所懸命はがしましたよあの伸びる粘着シールを。。。

で、さすがにZ690最安クラスのマザーボードなので外環もそんなに凝ってない。

むしろ安っぽい。



箱を開けるとこんな感じ。

写真撮った後にマニュアルの間にドライバCDがはさまってた事に気付いた。。。

袋から出すとこんな感じ。


んん、安っぽくていいね。

ザ・廉価版って感じ。



IOパネルもザ・安物。

とは言えUSB-C(3.2 Gen2x2)もついているしLANも2.5Gbpsなので不足はない。

で、これがずっと気になってた V-M.2 なるWi-Fiモジュール用のコネクタ。

普通にM.2 Key-Eのモジュールがささるのかずっと気になってたのよね。

海外だとPRIME Z690-P WIFI D4っていう、ここにWi-Fiモジュールがささったモデルも売ってるんだけど、何故か日本国内での販売なし。

本当はそっちが欲しかったんだけど一気に円安が進んでしまい価格が跳ね上がってしまったので妥協してこちらを購入。

AX210NGWは1枚余りがあるので、あとでそいつを挿してみることにする。



廉価版ではあるものの、腐ってもZ690なのでちゃんとフロントパネル用USB-Cコネクタもついてる。

ただし3.2 Gen1なので転送速度はそんなに速くない。(最大5Gbps)

廉価版のくせにPCI-Express x16形状のスロットが何故か4本もある。

実際には金属で補強されたスロットのみが x16 で動作して、他の3本は x4 でしか動かない。

ARGBピンヘッダは画像右下に見えているのが2つと、マザーボード右上にも実は1つある。

AddressableじゃないRGBピンヘッダは右上に1つだけ。

M.2も3本挿さるしUSBヘッダも十分にあるので、普通に使うぶんには困らないはず。


M.2ヒートシンクのネジは ASUS ProArt Z690-CREATOR WIFI 同様に抜けないようになっている。

ただしM.2スロット側は手抜きされていてQ-Latch(ネジなしでM.2デバイスを固定できるやつ)は省かれている。

まぁそこらへんは廉価版だから仕方ないね。

さて、上の方で話題にしたV-M.2が気になって仕方がないので早速確認してみよう。

手元に余ってた Intel AX210NGW を挿してみようと思う。

本来ならこんな形の ASUS V-M.2 PCIE WIFI CARD Intel/AX200 的なものが挿さって見た目も整うのだが何故かこれも売ってない。

ドウシテ。。。

 


というわけで、挿してみたのがコチラ。

んー、なんともみすぼらしい、、、

みすぼらしいけど、簡単に抜ける感じじゃないし、垂直にしても問題にはならなさそうに見える。

よく見るとバックパネルにアンテナをつけるための穴が空くようにもなっているのでアンテナもつけられそう。

この穴がなかったら内部アンテナをつけるしかなくなるのでどうしようかと思っていたところ。

一応内部アンテナも用意はあるんだけど、外部アンテナの方が感度はよさそうだしね。

よかった。


いや、よくないよこれは。

外部アンテナつけたらWi-Fiカードと干渉するんじゃないの?

見た感じギリギリ干渉するかしないかくらいの幅しかなさそうだが...

まぁとりあえず組み込んでみてから考えるかな。

というわけで、今回はここまで。

これから奥さんのPCにこいつと12600Kを組込みます。

組込みとかBIOSとかはまた今度気が向いたら書きます。

Intel Core i7 12700K 検証

おや?CPUの様子が... というわけでCPUが増殖したので今回も Intel Core i5 12600K 検証 と同様に検証してみる。

増えたのはタイトルにもある通り Intel Core i7 12700K という、前回検証した12600Kよりひとつ上のCPU。

何故増えたのかはイマイチよくわからないが気付いたら増えていた。

まぁラッキーと思っておこう。


で、今回もやる事はみんな大好きCINEBENCHを実行してHWINFOで数値を読むだけ。

まずはマザーボードの標準設定であるAutoの結果から確認。

PBP 125W, MTP 190Wの名に恥じない消費電力という印象。

まぁPBPはぶっちぎってるしMTPには全然届いてないしその指標は一体何のためにあるのって思わなくもないけど。

12600Kよりスコアも温度も消費電力も順当に上がっている感じだが正直ちょっと消費電力が大きすぎかなって思わなくもない。

性能に関しても正直普通の用途にはここまで必用ないんじゃないかなって。



default

SingleMulti
P-Core Clock5.0G / 4.7G / 3.6G
E-Core Clock3.8G / 3.6G / 2.7G
CINEBENCH R23 Score190122587
CPU最大温度57度73度
CPU 平均温度42度65度
CPU 最大消費電力71.8W153.8W
CPU 平均消費電力35.2W141.8W


CPU Clockの表記は左から 1コアブースト最大 / 全コアブースト最大 / ベース という表記。

続いてAI Overclocking機能を有効にする。

前回同様 AI Optimized な設定にして計測。

室温の影響なのかわからんけど、設定する時々によってクロックがかわるみたい。確認できているのはブースト5.3の時と5.4の時がある。

計測時は5.3だったのでその結果をば。

12600Kの時と同様、シングルは100程度、マルチは2000程度の上昇となっている。

しかしうちにある固体の場合はOCの伸び代は12600Kの方が上みたい?ブースト5.4になった時に計測するとまた違うのかな。

消費電力は何故かシングルの時はデフォルト設定とそう大きく変わらなかったが、温度だけはちょっと上昇したという謎現象。

マルチに関しては12600Kと似たような傾向だが12600Kと比較すると消費電力の上昇は控え目な感じ。

12700Kが153 ->  215、12600Kが110 -> 195なので増えた電力に対しての性能上昇率は12700Kの方が優秀ということになる?


AI Optimized

SingleMulti
P-Core Clock5.3G / 5.1G / 3.6G
E-Core Clock4.0G / 4.0G / 2.7G
CINEBENCH R23 Score203624633
CPU最大温度60度89度
CPU 平均温度47度82度
CPU 最大消費電力70.9W215.7W
CPU 平均消費電力51.1W195.5W

最後に低電圧化の結果。

色々やってみたけどCINEBENCH R23マルチ10分を完走できるのは -0.07v までだった。それより下げると途中でBSOD。

ちょっと下げすぎたのかスコアが若干下がっているが、試行回数が1回なのでまぁ誤差の範囲なのかもしれない。

温度も消費電力も順当に下がっているが下げ幅は小さめ。

P-Coreの数が増えているせいだと思うけど温度が下がった割に消費電力はほとんど減っていない印象を受ける。


offset -0.07v

SingleMulti
P-Core Clock5.0G / 4.7G / 3.6G
E-Core Clock3.8G / 3.6G / 2.7G
CINEBENCH R23 Score188522561
CPU最大温度50度66度
CPU 平均温度40度54度
CPU 最大消費電力67.4W141.2W
CPU 平均消費電力33.2W123.1W

まとめ


default-0.07vAI Optimized

SingleMultiSingleMultiSingleMulti
P-Core Clock5.0G / 4.7G / 3.6G5.0G / 4.7G / 3.6G5.3G / 5.1G / 3.6G
E-Core Clock3.8G / 3.6G / 2.7G3.8G / 3.6G / 2.7G4.0G / 4.0G / 2.7G
CINEBENCH R23 Score190122587188522561203624633
CPU最大温度57度73度50度66度60度89度
CPU 平均温度42度65度40度54度47度82度
CPU 最大消費電力71.8W153.8W67.4W141.2W70.9W215.7W
CPU 平均消費電力35.2W141.8W33.2W123.1W51.1W195.5W

個人的な評価としてはちょっと微妙。

価格と性能と消費電力のバランスを見れば優秀なんだろうけど、正直自分の用途(ライトなゲーム)にはちょっと消費電力が多すぎるかな。

もっとヘヴィなゲーマーさんとか、マルチメディア系のクリエーターさん、ゴリゴリ開発もやるような人には向いているかもしれない。

が、こういった遊び(オーバークロック)をしないなら正直12700(無印)の方がオススメできる気がする。

自分の用途では12600Kまたは12700(無印)、もしくは12900(無印)あたりがベストバイな気がする。(もしくはT型番)


10%オフクーポンがあるので、たぶんこれが最安になるはず?

CPUが増殖したので26日からの新生活セールが始まったら買おうと思っている。

DDR4メモリとCPUクーラーが流用できるので初期費用を抑えて12世代CPUを導入できるマザーボード。

そのぶんWiFi/BTがないのでそこは別途用意する必用がある。

PCIeスロットは過分にあるので拡張に困ることはないはず。


ASUS以外ならもうちょっと安い製品もあるんだけどLGA1200用クーラーが流用できないのでその分初期費用が上乗せされてしまうのよね。

というわけで早く26日にならないかなぁ。

おや?CPUの様子が...

あれれ?

なんか増殖したぞ??

マウスを買った

ビットコインが半端に余ってて使い道もなかったのでマウスを購入した。

ビックカメラだとビットコイン決済もできてイイよね。


買ったのは MX Anywhere 3



ちょうど充電式の無線マウスが欲しかったのでビットコインを使い切る形で購入できてよかった。



左から MX Anywhere 3, M585, MX310 と歴代のマウスと並べてみた。

さらに前はMX510とかMX500を使っていたのだが。なつかしい。

一番手にしっくりくるサイズはMX310なんだけど、ホイールの使用感はMX Anywhere 3がいいかな。

あとどうでもいいけどマウスパッドはこれ。これも学生の頃から愛用してる。


しかしこれらはゲームの時にしか出番がないわけで。

普段Linuxで利用しているのは実は Kensington Slimblade Trackball だったりする。

これを右手設定のまま左手で使うという変態プレイ。

気が向いたら右手で使う事もあるけど。

Intel Core i5 12600K 検証

せっかくKつきモデルを購入したのでオーバークロックしたり電圧降下したりしてみる。

全体の環境に関しては おぢさんのPC を参照。

BIOSの設定は基本的にファン、BOOT、Re-Sizable BAR関連をいじっただけで他はデフォルト。

やることはみんな大好きCINEBENCHを実行してHWinfoで数値を読むだけ。

HWinfoの値は都度リセットする。

  1. CINEBENCH R23 シングル 10min
  2. CINEBENCH R23 マルチ 10min



まずはマザーボードの標準設定であるAutoでの確認結果から。

default single hwinfodefault multi hwinfodefault score

PBP 125W, MTP 150W って言うわりにおとなしい印象。

負荷が足りないのかと思いつつ他のレポートでもスコアがこんなもんなのできっとそういうものなんだろう。うん。

通常の使用に於いては1コアのみゴリゴリ頑張るなんていう状況はまず発生しないだろうけど、1コアだけで頑張るなら電力的にも温度的にもさほど気になるような値ではない。むしろ低い。



default

SingleMulti
P-Core Clock4.9G / 4.5G / 3.7G
E-Core Clock3.6G / 3.6G / 2.8G
CINEBENCH R23 Score185717288
CPU最大温度53度65度
CPU 平均温度42度60度
CPU 最大消費電力62.6W110.8W
CPU 平均消費電力37.3W104.9W

CPU Clockの表記は左から 1コアブースト最大 / 全コアブースト最大 / ベース という表記。


続いてAI Overclockingという機能。

これはASUS独自の機能らしくAIが勝手に最適なオーバークロック設定を実行してくれるというものらしい。

P-CoreとE-Coreそれぞれ設定ができるけど、E-CoreだけってのはできないみたいでE-CoreをAI Optimizedに設定するとP-Coreも勝手に変更されちゃう。逆は可能っぽい。

で、設定すると倍率やら電圧やら確かにそれっぽい値に変更される。

ただまぁ手動でやればもうちょっと詰められる感じはあるので、あくまでも安全マージンを残したうえでの設定っぽい。

aioc single hwinfoaioc multi hwinfoaioc score

これまたぶっちぎった結果を残してくれますね。

マルチのスコアは12700(Kなし)に若干及ばない程度だが、シングルのスコアは12700K(定格)はおろか12900K(定格)さえ凌駕するという。

ただ消費電力もぱねぇっすコレ。ミドルレンジCPUで最大消費電力が200W近いってどういうこと...

並の空冷クーラーではサーマルスロットリングが発生しそう。(下手したら上位モデルでも冷やせないかも)

今度 NH-D15S で試してみようかな...


AI Optimized

SingleMulti
P-Core Clock5.3G / 5.1G / 3.7G
E-Core Clock4.1G / 4.1G / 2.8G
CINEBENCH R23 Score205119483
CPU最大温度68度90度
CPU 平均温度52度82度
CPU 最大消費電力87.6W194.9W
CPU 平均消費電力62.2W183.3W

さて最後に低電圧化をやってみようと思う。

近年のCPUはAMDもそうだが標準で電圧を若干盛った状態で動かしているらしく、電圧をオフセットしてやると性能を落とさず消費電力と熱を抑えられるのだ。

-0.125v single hwinfo-0.125v multi hwinfo-0.125v score

色々やってみた結果、安定して動かすなら -0.125v 程度がいいんじゃないかと思った。

試行の詳細は割愛するけど、一発目に-0.100vは難無くクリア、続いて一気に-0.15vにしてみたところ起動せず。

-0.135だとマルチ動かした瞬間BSODだったので -0.125v に落ち着いた感じ。

基準となるAuto設定のスコアとほぼ変わらない状態で温度が5-10度、消費電力が15W程度下がっている。スコアは微増しているように見えるが試行回数は1回なので誤差の範囲ということで。

このくらいなら空冷クーラーでも十分冷やせそうな感じがするので、超小型マシンを作る時にはいい選択になるかもしれない。



-0.125v

SingleMulti
P-Core Clock4.9G / 4.7G / 3.7G
E-Core Clock3.6G / 3.6G / 2.8G
CINEBENCH R23 Score187717291
CPU最大温度47度57度
CPU 平均温度39度52度
CPU 最大消費電力47.8W95.5W
CPU 平均消費電力30.4W90.0W

まとめ


default-0.125vAI Optimized

SingleMultiSingleMultiSingleMulti
P-Core Clock4.7G / 4.5G / 3.7G4.7G / 4.5G / 3.7G5.3G / 5.1G / 3.7G
E-Core Clock3.6G / 3.6G / 2.8G3.6G / 3.6G / 2.8G4.1G / 4.1G / 2.8G
CINEBENCH R23 Score185717288187717291205119483
CPU最大温度53度65度47度57度68度90度
CPU 平均温度42度60度39度52度52度82度
CPU 最大消費電力62.6W110.8W47.8W95.5W87.6W194.9W
CPU 平均消費電力37.3W104.9W30.4W90.0W62.2W183.3W

個人的な評価としてはこれは買い。

最安値なら36k程度だし、高くても40k程度でこの性能なら文句のつけようがない気がする。

下位の12600(無印)1250012400はE-Coreがない分マルチ性能が下がってしまう。

そうするとゲームとかオフィスソフト程度ならそこまで気にするほどの差はでないと思うけど、ちょっとした開発とか画像や動画の処理をしようと思うと心許無い。

なのでアマゾンではちょっと高いけど、最安値で見れば12700(無印)を含めて妥協点としてはとてもいい選択肢だと思う。

個人的な趣味で iGPU ありモデル前提で書いてるけど、グラボは既にあって iGPU なんぞいらんという人はもちろんFモデルを考えていいと思う。


これ、amazonで元値が7,406円なのにさらに20%offクーポンまでついて購入価格が6千円弱っていうおそろしい1TBのSSD。

製品画像を見るとあきらかに1チップしか搭載していないしあやしいことこの上ないのでポチってみた。

M.2形状だけどSATA3接続なので速度はまぁ期待しないにしても本当にこの価格で1TBなんてあるの?と。


で、届いたので本当に1TB書けるのか確認してみたんだけど...

のっけからこうですよ。

普通M.2形状のSSDって何かしら保護するためにパッケージされているもんでしょうに。。

輸送中に折れたりしたらどうするつもりだったのさこれ。

開封したブツの写真はこんな感じ。

製品画像同様にチップが1つしか実装されていなくて、見た瞬間「あー、これはダメなやつじゃないか」と思った。


とりあえずfdiskでどう認識されているか確認。

fdisk
# fdisk -l /dev/sdb 
Disk /dev/sdb: 931.51 GiB, 1000204886016 bytes, 1953525168 sectors
Disk model:                 
Units: sectors of 1 * 512 = 512 bytes
Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 33553920 bytes

このようにfdiskでは1TBと認識される。

まぁここまではMicroSDでもあるように容量だけ偽装して実際には半分以下の容量で書き込めなくなってしまうっていうパターンかなって思ってddで900GiB書いてみた。

dd
# dd if=/dev/zero of=/dev/sdb bs=1G count=900 status=progress
966367641600 bytes (966 GB, 900 GiB) copied, 18577 s, 52.0 MB/s
900+0 records in
900+0 records out
966367641600 bytes (966 GB, 900 GiB) copied, 19150.5 s, 50.5 MB/s

そうしたらなんと本当に900GiB書けちゃったじゃないですか。

これは正直驚きを禁じえない。

だって6千円で1TBのSSDですよ?チップ1枚ですよ?

まぁ書き込み速度はかなり遅いんですけども。。

いや、本当にびっくりでした。

今や1チップで1TBなんていう時代なんだなってのも驚きですが。


安くて大容量のSSDが欲しい方はおひとつポチっとしてみてはいかがでしょう。



My new ... に書いた通りゲーム用PCの中身を入れ替えるために色々購入したのでつらつらとレビューのような事をしてみる。

ASUS ProArt Z690-CREATOR WIFI に関しては検索してみても特にレビューとかなかったので画像を混じえて雑感をば。


まず開封の儀。

箱を開けるとこんな感じ。以外とシンプル。

箱の中身を全部出すとこんな感じ。

  • マザーボード本体
  • Wi-Fiアンテナ
  • SATAケーブル x2
  • DP-DP ケーブル
  • 小さなシール的なもの(両面テープ?)x4
  • M.2 用の止め具
  • LED/SW ピンヘッダ用集約コネクタ
  • 紙マニュアル
  • ドライバCD
  • QRコードが書かれた紙(たぶんこのあたりちゃんと読むとAdobe製品3ヶ月無料で使える?)

本体を袋から出してみる。

中央にあるM.2ヒートシンクに何かの跡があってちょっと気になるがまぁ使用には問題あるまい。


バックパネルはこんな感じ。

DP inが2つあってTB4出力に変換できるのがステキ。

NICも2.5Gと10Gが1つずつあるし、Intel AX210NGW搭載なのでWi-Fi6EとBT5.2にも対応している。


A-RGB用のピンヘッダは合計3つあって、最近の光り物指向にも十分対応できそう。


フロントパネル用のUSB3.2Gen2x2ヘッダも装備。ケース側が対応してないと使えないけど。


CPUへの電力供給は4ピンx3になっている。

きっと12900Kとか12900KSみたいなモンスターCPUを使う時には必要になるんだろうね。

おぢさんが使うのは12600Kだから2本挿しときゃ十分な気がする。


CPUソケットカバーもProArt仕様になっている。

こんなとこ金かけんでもいいから安くしてくれって思うけど、実際ここケチったところでそんなに安くもならんのだろうな。

あとASUSのZ690マザーボードはLGA1200用のCPUクーラーが流用できるように設計されているので穴の形状がちょっと特殊。

B660でもROGシリーズなんかはこうなっているものもあるみたい。これとかこれとか。


下部にもSATAが2つあるけど、側部にもSATAが6つ。

SATAコネクタの横にあるのはUSB3.2用のピンヘッダ。

最初どこにあるのかわからずめっちゃ探したのはナイショ。


CPUまわりのファンとポンプ用のピンヘッダ。

奥からポンプ、CPUファン、CPUオプションファンとなっている。

標準ではCPUファンコネクタに何か挿さってないとエラーとなってOSが起動しない。


M.2/チップセットまわり。

最近の高価格帯のマザーならこんなもんかね。

一番上が22110まで、真ん中が2280まで、下は2本入るようになっていて片方が22110まで、もう片方が2280まで対応となっている。

最後のM.2スロットはSATA5-8と排他っぽい。


M.2は専用の止め具がついていてネジなしで固定できるようになっている。ステキ。


ヒートシンク側のネジは抜けないようになっていてこれもなかなかステキな配慮。


M.2 SSDを取り付けてヒートシンクもかぶせた状態。

下の部分がちょっとだけ見えるけど、冷却が必要な部分はちゃんと覆われていそう。


一番上のM.2スロットを使ったわけだが、IOパネルカバーとヒートシンクがかぶっていてヒートシンクが脱着しにくい。

計ってみると隙間が5-6mmほどしかなかった。

そりゃ素直に上に持ち上げるとぶつかるよね。

外す際は手前に引くように、取り付ける際は手前から滑り込ませるようにしないといけない。


で、実際ケースに組み込んだらこんな感じ。


BIOSの設定は比較的わかりやすくなっているが1点だけ不満が。

ASRockみたいにBIOS上からARGBの発光パターンを指定できるものかと思っていたら、off/onは制御できるけど発光パターンは一切制御できないのね。

Windowsで使う場合は専用ソフト入れれば問題ないけど、Linuxで使う場合はちょっと面倒だなーと思ってしまった。

まぁLinuxにもOpenRGBがあるのでどうにでもなるとは思うけど、BIOSで設定して覚えててくれるのが一番楽でいいなぁ。


動かしてる絵面は撮り忘れたので割愛。

簡単にFF14ベンチを動かしてこの記事を終わろうと思う。


まずは組替え前の状態でとったFF14ベンチ。

構成が今と違ってて、マザーがX570 TaichiじゃなくB450 SteelLegendになっているがまぁ大差はあるまい。


そして組替え後がこちら。

CPU換装に伴いOSもWindows11になっているので厳密には環境がちょっと異なるのだが参考になれば。


ちなみに暁月ベンチだとこんな感じ。


漆黒ベンチの時のCPU温度と消費電力はスクリーンショット撮り忘れたんだけど、CPU温度が最高67度でCPU消費電力が95W程度だった。

CPUへの負荷が低いのかCPUを使い切れていないような感じを受けた。



あ、ちなみに12600Kでベンチ動かしたのは定格じゃなくASUSの AI Overclocking というのを有効にしてある。

E Coreの状態を見忘れたのでP Coreだけ違いを記録しておく。


定格 base定格 boost定格 全コアboostoc baseoc boostoc 全コアboost
P Core3.7GHz4.9GHz4.5GHz3.7GHz5.3GHz5.1GHz
My new ...


ゲーム用PCのために以下を購入

現状の3900Xに不満はないんだけど、なんとなく。。。